開発までのSTORY
「トイレに流せるおしりふき」開発秘話
2012年末、流せると謳ったトイレクリーナーが消費者庁からクレームを受けた。それを受け、当時の弊社社長が知人から相談を受け、ウェットタイプの水解紙の開発が始まった。
当初はトイレクリーナー用途での開発を考えていたが、介護人口の増加を見据え、弊社事業として、おしり拭きの開発を目指すこととなった。
愛媛県紙産業技術センターとも相談し、技術的に「水に解ける紙(水解紙)が完成。2016年特許出願。
2019年に「おしり拭き」として完成、生産体制を整え、
2020年9月にその販売を開始した。
また、この年より広まったコロナ禍において、除菌シートが不足したこと、流せる除菌シートはあまり市場に無いことから携帯用の「流せるアルコール除菌シート」を開発、2021年1月より発売した。
「ベンコス」開発までのSTORY
弊社社長は、体質からか、流した後トイレに便が付着することが多く、トイレットペーパーを先に敷くなどの対策を普段からしていた。
が、それでも100%防げるわけではなく、付着した場合は、トイレットペーパーで便を拭き取っていた。
その際、手が濡れるのは嫌なため、トイレットペーパーを棒状に捩って使用していたが、コシが無いため、なかなか簡単に汚れを落とすこと出来ず、不満に思っていた。
ある日、ふと自社で販売する「ウェットタイプの水解紙」に気が付いた。トイレットペーパーに比べてかなり厚い紙で作っているため、これなら「コシがあるのでトイレ掃除に使えるのではないか?」と思い、数枚のウェット水解紙を乾かして、棒状に丸めて、実際にトイレで使ってみた。
水解紙を使っているため水には弱いが、それでもしっかり汚れを落とすことができ、使い勝手は非常に良かった。
それから1年、形状を更に工夫し、完成したものは今まで無いモノと、特許出願し登録された。2022年販売開始。