飛行機のトイレは紙を流せる?流せない?
はじめに
飛行機のトイレを使うとき、「トイレットペーパー以外は流せるのかな?」とか「持参したトイレに流せる紙は使っても大丈夫かな?」と迷った経験はありませんか?
実は、機内のトイレは、家庭のものとはまったく違う仕組みで作られているので、少しの誤使用が大きなトラブルにつながることもあるんです!
今回は、機内トイレの使用中サインの見方から使い方、そして“紙を流せる・流せない”の真実までをまとめましたので、ぜひ最後まで読んでくださいね。
目次
1.飛行機内トイレの空き表示サイン
2.飛行機内のトイレのドアの開閉と照明の挙動
3.飛行機内のトイレの設備とレイアウト
4.飛行機内のトイレに流してよい物・流してはいけない物とその理由
5.トイレの詰まりが飛行機の運航に影響する理由
6. まとめ:正しい使い方で“空のトイレマナー”を守ろう
7. 携帯型トイレ掃除ミニスティックブラシ『ベンコス』
1. 飛行機内トイレの空き表示サイン
飛行機に乗って離陸後、「ポーン」という音と共に、シートベルト装着のサインが消えます。
この後、トイレに行きたくなった時に最初に確認して欲しいのが、「トイレの空き表示サイン」です。
例えば、エアバス社の最新鋭機A350シリーズの場合、トイレのドアや上部にあるサインが緑=空き/赤=使用中を示しています。
ボーイング社の主力機である777シリーズもだいたい同じで、トイレのドアや上部にあるサインが緑=空き/赤またはオレンジ=使用中を示しています。
座席の位置によっては座ったままでも見えるので、使用中で順番待ちの際に便利です。
一方、他の機種ではゾーン全体で「満室」と表示されるタイプもあり、片側が赤でも反対側は空いている場合があります。
そのため、周囲のトイレの表示も確認するのがコツです。
このあたりは、航空会社や機体によって変わるので、近くのトイレが使用中の時は、離れた場所にあるトイレのサインが空きになっているか確認すると、すぐに用を足せるかもしれません。
◎飛行機のトイレの利用の注意点
トイレに入った後、施錠を忘れるとサインが緑のままになり、他の乗客が誤ってドアを開けてしまう恐れがあります。
入室後は必ず鍵をかけることを忘れないようにしましょう。
参考写真:飛行機のトイレのサイン

2. 飛行機内のトイレのドアの開閉と照明の挙動
例えば、エアバス社の最新鋭機A350シリーズのトイレ扉の場合は、家庭のドアのように押して開閉するタイプ。
このタイプはボーイング社の777シリーズを含め、多くの飛行機で同様の仕様となっています。
◎トイレのドアの開閉時の注意点
・指の挟み込み注意
ヒンジ部分(蝶番側)に指を置くと挟みやすいため、手の位置には注意しましょう。
・トイレの照明
照明は入室時に薄暗く点灯し、施錠すると明るくなる仕組みです。
海外便などの長期フライトの場合、夜間飛行で客室が減灯している際も、外に光が漏れにくい設計になっています。
このあたりは、細やかな配慮が感じられるポイントです。
参考写真:飛行機のトイレのドア

3. 飛行機内のトイレの設備とレイアウト
エアバス社の最新鋭機A350シリーズでは、車いす対応の広い個室やおむつ交換台も設置されています。
備え付けのトイレットペーパー以外を捨てるため、ゴミ箱も設置されています。
特にA350-1000型では、ゴミ箱の蓋は手で押して開けることも可能ですが、足踏みペダルでゴミ箱のフタを非接触で開閉できるなど、衛生的な工夫もされています。
ティッシュやペーパータオルなど、持参した使用済みの紙類はすべてゴミ箱へ入れましょう。
飛行機の機種によって設備が変わりますので、トイレに入ったら確認しましょう。

B787の飛行機内トイレ
aviationwireより https://www.aviationwire.jp/archives/193233
4. 飛行機内のトイレに流してよい物・流してはいけない物とその理由
飛行機のトイレで用を足した後、「備え付けのトイレットペーパー」以外を流しても大丈夫?と悩みますよね。
流しても良いものの答えは、実は「機内備え付けのトイレットペーパーのみ」なんです!
◎飛行機のトイレに流してはダメなものの例
・手拭きの紙
・持参したトイレットペーパー
・持参した水に溶ける紙
これら、ぜーんぶダメです。
もちろん、神に関わらず、飛行機に持ち込んだものはすべて飛行機のトイレに流せません!
万が一、物を落としてしまった場合は、無理に流さず客室乗務員に相談してください。
無理に押し流すと、故障や運航支障の原因になります。

◎どうして飛行機のトイレに流せないの?
飛行機のトイレに「備え付けのトイレットペーパー」以外はすべて流せないのには、理由があります。
飛行機のトイレの流す仕組みは、「流水」ではなく「真空吸引式(掃除機のように吸い込む仕組み)」を採用しています。
※新幹線も同じような仕組みを採用しています。
この方式は、トイレに流す排泄物やトイレットペーパーを、流すボタンを押すと「便器の底から真空吸引で配管を通り、機体後方などのタンク」に集められるようになっています。
※集めたものは、空港に着陸後、まとめて処理されます。
◎トイレの配管は1つに収束する
最大の理由「なぜ備え付けのトイレットペーパーしか流せないのかの大きな理由は以下の2つです。
・配管の内径は5cmしかない。
・複数のトイレが共通の1つの配管・吸引ラインを共有し、タンクに送っている。
・配管の一箇所で詰まりが起こると、そのライン上のトイレがすべて使用不能になる。
・詰まった場所によっては、飛行機内のトイレがすべて使用出来なくなる。
上記の理由により、「真空吸引式に対応した備え付けのトイレットペーパー」以外は流せないのです。
もちろん、飛行機のトイレは「流水式」ではないので、市販の「水に溶ける紙」や「トイレに流せる紙」なども、流すことが出来ません。

5. トイレの詰まりが飛行機の運航に影響する理由
トイレの故障は単なる不便では済みません。
衛生・安全・快適性の観点から、目的地変更や出発空港への引き返しが必要になることもあります。
また着陸後、トイレの配管の整備を終えてからでないと次の行き先に行くことが出来ません。そのため、代替えの飛行機の用意をしなくてはいけなくなります。この場合、飛行機会社の費用負担が増えるだけでなく、次の行き先を利用する予定だった乗客は、新しい機体が用意出来るまで、空港で待たされることになります。
備え付けのトイレットペーパー以外を流したことによって起こった、たった一つのトイレ詰まりが、機体全体の遅延や乗客全員の不快、次の乗客の出発の遅れにつながる――
それほど機内トイレは繊細な設備なのです。

6. まとめ:正しい使い方で“空のトイレマナー”を守ろう
飛行機のトイレでは、流していいのは備え付けのトイレットペーパーだけ。
ティッシュやウェットシート、紙タオルなどはゴミ箱へ。
真空吸引式という特殊な構造上、誤った使い方が機体トラブルにつながることもあります。
サインの色や鍵の状態を確認し、清潔で安全に利用することが大切です。
小さなマナーの積み重ねが、空の旅をより快適で安心なものにしてくれます。
次に飛行機に乗るときは、ぜひ参考にしてくださいね。
最後に、当社で販売中のトイレアイテムをご紹介します。
1袋110円と大変お得ですので、ぜひご活用ください!
8. 外出時のトイレの必需品『ベンコス』

ベンコスは、「次の人にも綺麗な状態で、トイレを気持ちよく使って欲しい」という気持ちを実現することを考えて開発した、ミニスティック型のトイレ掃除用ブラシです。
『ベンコス』は、愛媛県より認定をいただきました!
【愛媛県】新商品生産による新事業分野開拓者認定
【ベンコスの5つのポイント!】
◎外出先でもトイレをキレイに使えます!
お友達の家のトイレや、会社のトイレで便器を汚しても大丈夫『ベンコス』があれば大丈夫! ミニスティック型なので、手を汚さず、便器の水の上の部分を『ベンコス』でキレイにお掃除することが可能です。
◎トイレに流れる!
ブラシ全体が水に溶けやすい水解紙なので、トイレに流れても落ちません!
※大量に流れてしまいますのでご注意ください。
◎パルプ100%
自然の木から作られたパルプ100%なので、自然環境に良い素材です。
◎たった10cm!のミニスティック型
ボールペンより短く、幅も1.5cm。 ポーチやバッグに入れて持ち歩くことができます!
◎安心の日本製
国内の工場で製造していますので、製品の品質の良さは抜群です! 安心してご使用いただけます。
