乾燥がヤバい!介助者が知っておくべき高齢者の肌ケアポイント

乾燥がヤバい!介助者が知っておくべき高齢者の肌ケアポイント

「また掻きむしってる…」「保湿クリーム塗ったばかりなのに」

助けをしていて、こんな悩みを抱えていませんか? 高齢者の肌の乾燥は、見た目の問題だけではありません。かゆみで夜眠れず、掻きむしって傷になり、そこから感染症に...。

実は、肌の乾燥は赤ちゃんだけでなく、高齢者でも起きやすいのです。

肌の保湿は赤ちゃんにとっても高齢者にとっても、QOL(生活の質)を大きく決める問題なんです。

むしろ高齢者の肌はなぜ乾燥がちなのか?

乾燥肌 老人

年齢を重ねて、肌には大きな変化がございます。

皮脂の分泌量が減少し、肌の水分を放出するセラミドやヒアルロン酸も激減します。

さらに皮膚優位が進み、バリア機能が低下します。

いつかした刺激でも肌トラブルが起きやすく、水分も蒸発しやすい状態になっているんです。

放置すると、止まらないかゆみ、ひび割れ、湿疹などのトラブルが発生します。本人の睡眠不足や低下するだけでなく、介助者の負担も多くなります。

したがって、予防的なケアが重要なのです。


介助者が押さえるべき乾燥対策


①入浴後5分以内の保湿が勝負

5分以内

お風呂上がりは最も乾燥しやすいタイミング。

体を拭いたらすぐに保湿剤を塗りましょう。

「その後塗ろう」は乾燥の始まりです。

保湿剤はセラミドやヒアルロン酸、グリセリン配合のものがおすすめ。

 

薬局やAmazonなどの通販サイトでも販売されていますが、

かかりつけの病院でも必要に応じて処方させていただきます。

クリームタイプは保湿力が高いですが、塗るのに時間がかかる方にはローションタイプも◎。毎日続けられるテクスチャーを選ぶことが大切です。

②入浴は「ぬるめ・短時間・優しく」

熱いお湯は気持ちいいですが、皮脂を根こそぎ奪われてしまいます。

介助時のポイント:

  • お湯の温度は38〜40度(ちょっとぬるいくらい)
  • 長湯は禁物。10〜15分程度で
  • ナイロンタオルでゴシゴシは絶対NG!手に柔らかいタオルで優しく
  • 石鹸は低刺激タイプを選ぶ
  • 毎日全身を石鹸で洗う必要はない(汚れやすい部分だけでOK)

③室内の湿度を50〜60%に保つ

冬の暖房は乾燥の大敵。 エアコンを続ける部屋は、砂漠並みに乾燥してしまう…なんてことも。

乾燥から守るために、加湿器を使う、洗濯物を室内干しする、観葉植物を置くなど、湿度50〜60%を考えてみよう。

エアコンの風が直接体に当たらないように調整することも大切です。

④こまめな水分補給の声かけ

外からいくら保湿しても、体の中が乾いてしまう意味がありません。

ちょっと、本人は高齢者の喉の吹き出しを感じにくいです。

「喉元気ない?」ではなく「お茶飲みましょう」と具体的にかつ、定期的に声かけを。

トイレ後、入浴後は必ず水分補給。 1日コップ7〜8(1.5リットル)が目安です。 とりあえず、医師から指導のある方はそれなりに沿った形で配慮しましょう。

⑤衣類と食事にも気を配る

肌に直接触れる衣類は、綿やシルクなど天然素材がベスト。化学繊維やウールはチクチクして肌に刺激になることがございます。

また毎日から、肌に良いビタミンA、C、E、タンパク質、亜鉛などを含み、バランスの良い食事も心がけましょう。

「まごはやさしい」とは、 日本の伝統的な食材の中でも、特に健康効果の高い7つの食材グループを覚えやすくまとめた言葉です。
栄養バランスの良い食事をとりたい人や、ダイエット・腸活を意識する人にとって、とても役立つ指標になります。

● ま:豆類

大豆、納豆、豆腐、味噌など。
植物性たんぱく質の宝庫で、腸内環境を整える働きがあります。

● ご:ごま(種実類)

ごま、アーモンド、くるみなど。
ミネラルや良質な脂質が豊富で、血流改善やアンチエイジングに。

● は:わかめ(海藻類)

わかめ、昆布、ひじき、もずくなど。
食物繊維とミネラルが豊富で、便秘解消・生活習慣病予防に役立ちます。

● や:野菜

緑黄色野菜から根菜まで幅広く。
ビタミン・ミネラル・食物繊維が豊富で、毎日欠かせない存在。

● さ:魚

サバやサンマなどの青魚、白身魚など。
DHA・EPAによる血液サラサラ効果や良質なたんぱく質が魅力です。

● し:しいたけ(きのこ類)

しいたけ、しめじ、えのき、まいたけなど。
免疫力アップや腸内環境改善に効果的。

● い:いも類

じゃがいも、さつまいも、里芋など。

 

気になったら病院を訪れて肌の乾燥予防を

 

セルフケアを頑張っても、強いかゆみが続いて、掻きむしって出血や傷ができている、赤みや腫れがある場合は、早めに皮膚科を受講しましょう。

「病院に行くほどじゃない」と思わず、早めの対応が気がかりです。

見落としがち!デリケートゾーンの保湿ケア

保湿剤

ここまで全身の対策をして伝えましたが、介助者が見落としがちな乾燥なのが「お尻周りのケア」です。

おむつを使用している方の場合、お尻やおむつが当たる部分は、おむつなどによる摩擦と排泄物による刺激で肌トラブルが起こりやすい部分です。

実はここも乾燥しやすく、放置すると褥瘡(床ずれ)のリスクもあります。

お尻拭きの選択が重要

トイレ後の拭き掃除や介護時の清潔ケアに使うお尻拭きは、肌への刺激が少ないものを選びましょう。

選ぶポイント:

  • アルコールフリーで保湿成分配合のもの
  • 無香料・無着色で敏感肌にも優しい
  • 弱酸性タイプで肌本来のpHバランスを整える
  • 厚手で柔らかい素材(一瞬とゴシゴシしてしまう)
  • 大判サイズなら1枚でしっかり拭ける

薄いシートで何度も拭くより、厚い手のシートで優しく1回で拭き取る方が、肌への負担が少なくなります。

正しい拭き方のコツ

前回良いお尻拭いても、拭いたほうが間違ってて台無しです。

  • ゴシゴシこすらず、押さえられるように拭く
  • 前から後ろに向かって拭く(感染予防)
  • 拭き取った後は、可能であれば保湿剤を塗布してください
  • おむつはこまめに交換(長時間放置は禁物)

お尻拭きは、介護が必要な方だけでなく、トイレ後の清潔ケアとして日常的に使うこともできます。 特に乾燥が気になる冬場は、ットペーパーよりも肌に優しいお尻拭きの使い方がおすすめです。

 

当社のJOYU PULPのおしりふきはヒアルロン酸の入った流せるタイプのおしりふきとふんわり厚手のおしり拭きの2種類あります。

 

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まとめ

高齢者の肌の乾燥は加齢による自然な変化ですが、正しいケアで症状を軽減できます。入浴後5分以内の保湿、ぬるめのお湯、室内の水分管理、水分補給の声かけ、そしてデリケートゾーンのケア。

介助者のちょっとした前進が、ご利用者様の快適さとQOLの向上に直結します。特にデリケートゾーンはよく見られますが、肌に優しいお尻拭きを使うことで、毎日のケアが一生に楽しみになります。

症状が気になる場合は、一人で悩まず、医師やマネージャーなどチームで対応していきましょう。

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