感染症の流行から、施設の衛生管理に対する世間の意識が高まっています。
特に不特定多数が利用する飲食店やショッピングセンターなどは、「衛生管理が行き届いているかどうか」が来店する判断基準の上位になっているでしょう。
ここでは、店舗やオフィスの清掃を業者任せだけにせず、従業員でもできる掃除を紹介します。
記事の主なトピックス
店舗やオフィスの清掃は日常清掃と定期清掃に分ける
日常清掃とは
日常清掃は、毎日または数日に一度といった高頻度で行う清掃のことで、店舗の衛生管理における基本と考えてください。
・トイレや手洗い場、階段、手すり、テーブル、椅子などの拭きあげや除菌
・フロアや床の掃除機掛け
・窓ガラス拭き
・ゴミ出し
従業員全員で日々清潔になるように運用した方が清潔な環境を保てますが、従業員の労働コストや教育コストなどの負担があります。
特に飲食店では、お客様が回転するごとに、テーブルや椅子などの拭きあげ・除菌作業が発生しているので、人員不足になっているケースもあるでしょう。
定期清掃とは
定期清掃とは、月1回や年1回など一定の期間ごとに行う清掃を「定期清掃」と呼びます。
・フロアのワックス掛け
・カーペット洗浄
・高所ガラス清掃
定期清掃では、日常清掃では手の届かない範囲や、専門器具を駆使しないとできない清掃を行います。
時間がかかる作業のため、基本的には、店休日や夜間に専門業者に依頼して実施することがほとんどです。
日常清掃以上の品質で快適な空間を保てますし、従業員の労働負担は軽減されますが、外部の業者に任せることになるので高額な外注費用が発生します。
日常清掃と定期清掃に分けるメリット
日常清掃と定期清掃には清掃部分の違いもありますが、大きな違いは掃除のプロが行うか、自社の従業員(素人)が行うかでしょう。
掃除のプロである業者は、掃除ポイントに合った専門の器具や洗剤を使い、スキルを活用して掃除をしますので、その分、費用が発生するのは妥当です。
お客さまや従業員が頻繁に利用する場所は、従業員が毎日、もしくは数日に1回のペースで清掃し、そのほかの部分は清掃業者(プロ)に任せるといった企業が一般的です。
日常清掃ではなかなか落ちない汚れは、プロに任せてしまったほうが確実にキレイになりますが、普段から清掃していれば汚れがこびりつくことはありません。
普段から清掃できる代表的なスポットはトイレです。
では、従業員でもできるトイレのきれいな使い方を紹介していきましょう。
従業員でもできるトイレのきれいな掃除方法
日常清掃は「ベンコス」があれば安心!
「ベンコス」は、トイレの水で流しきれなかった便器内の汚物を取り除き、そのままトイレに流せるグッズです。
トイレを使った後、汚物がトイレに付着して流れない!というときは、「ベンコス」を使いましょう。
1.ベンコスの山折りの部分に人差し指を添え、端を親指と中指ではさむ
2.先端部分を広げて便器に付ける
3.そのまま汚物をこすり取る
4.終わったらトイレにポイっと流す
これだけで、便器内に付いた汚れは気にならなくなります!
トイレットペーパーでこすり取るより衛生的で安心ですね。
そして、2-3日に1度、トイレのふち裏を市販のトイレ洗剤をかけた後、「ベンコス」で少しこするだけで、黒ずみや跳ね返った汚物や水アカなどの除去が期待できます。
折り曲げて強度を強くすれば、トイレのフタやサニタリーボックスを空けることもできるので、トイレに行く際には持っておきたい便利グッズなのです。
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トイレのふち裏掃除を簡単にする「潔癖さんのトイレの必需品」
「潔癖さんのトイレの必需品」は、A4サイズの超大判サイズで厚手の除菌99.9%アルコールシートペーパーです。
使用後は「ベンコス」と同じようにトイレに流せるので衛生的ですね。
トイレ用クリーナートングの先端にトイレ掃除シートを装着して、便器を掃除することもできますし、フタや便座、水洗レバー、ドアノブまで、しっかり拭きとると、汚れと一緒にウイルス除去までできます。
[商品仕様]
- サイズ:20 X 30cm(1枚)
- 1袋:15枚入
- 無着色、無香料
- 素材/不織布
1個 140円~でコスパ良し!
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店舗清掃は業者コストをかけるより日常清掃でキレイを持続
日本の衛生環境は、世界の中でも評価されるほど整っています。
近年の「SDGs(エスディージーズ)」活動では、「6.安全な水とトイレを世界中に」という目標が掲げられており、「キレイに保つ」という意識を持ち始めている方も多いでしょう。
日々の日常清掃の中で、「利用したときに気付いた汚れを自分でキレイにすれば、次の利用者にも喜んでもらえる」という意識こそが「SDGs」の啓蒙活動に繋がるのではないでしょうか?
これからは、定期清掃でかかる業者コストを少しでも減らし、日常清掃でキレイを持続していく方法が選ばれていくでしょう。